プロ音楽録音賞

以前ご紹介していたマリス・ヤンソンス、ベートーベン交響曲全集ですが、今年度のプロ音楽録音賞を受賞しました。
皆様にご評価いただけて光栄です。今後共良い音楽作品を追求していきたいと思います。よろしくお願いいたします。

マリス・ヤンソンス・ベートーベン交響曲全集

昨年から関わっていたマリス・ヤンソンス指揮、バイエルン放送響のベートベン交響曲全集が9月27日に発売となります。
ブルーレイ4枚組です。批評等はHivi10月号にも少し書かれていますが、全ての楽曲のEditting,Surround Mixing,Stereo Mixingを私が行いました。聞いていただければ幸いです。

許されざる者

映画「許されざる者」が今月いよいよ9月13日からロードショーがスタートします。
音楽制作に3日ほど徹夜した作品です。物語と音楽の役割を徹底的に議論し、作った思い出深い作品です。
監督;李相目 作曲;岩代太郎、 人間の「業」に迫った作品です。
オリジナルサウンドトラックも発売されますので映画と合わせてお楽しみください。

映画「利休にたずねよ」

この春に音楽録音した映画「利休にたずねよ」(監督:田中光敏、音楽:岩代太郎、主演:市川海老蔵) が 先日第37回モントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞しました。作品制作に関われたことをとても嬉しく思います。公開は12月です。

映画音楽

dream window works | music Recording Spatial sound Designe.

最近2本の映画のサウンドトラックを制作しました。純粋な音楽作品とは異なり、5.1chを有効にそしてセリフや効果音を考えながら、音楽がある時はあまり意識させず、でもある時は主張するようなミックスを行なっています。TVとは違って完全に映像を確認しながら音楽のミックスを行なっているので、監督や作曲家と議論しながら最大公約数を探っていきます。いろいろな役割の人々が分担して、作品のレベルを上げていきます。厳しいけれど楽しい仕事です。

音楽制作31July2013

長い時間がかかりましたが、やっとベートーベン交響曲全集が完成しました。発売は秋になると思います。ドイツとの共同制作でしたのでデータのやり取りなどにも時間がかかりました。
この仕事を通じて再確認できたのは、私達の仕事は音楽を形にして定着することであるということでした。音楽のスタイルは様々ですし、録音物に対する考え方も様々だと思います。
特にクラシック音楽は一番いい位置にマイクを置いて演奏をそのままキャプチャーするのがベストという考えの人が多いと思います。オーディオ的にはシンプルで音がいいかもしれません。しかしオーディオのために音楽作品を創っているわけではありません。クラシック音楽はまず作曲したスコアに忠実でなければなりません。そのためには編集も、EQもレベル変更も含め、ダイナミックオートメーションも行いありとあらゆる作業が必要となります。シンプルイズベストとは真逆かもしれませんが、その結果音楽が力を持って人に届くのです。また最近のオーディオ雑誌を観てみるとハイレゾ〜とかの冠がついたものが非常に多いように思います。私は普段の制作は全ていわゆるハイレゾで制作していますし、多くのサラウンド作品を手がけています。ハイレゾやサラウンドはプロとして普通の事として仕事をしていますのであえて冠をつける必要がないのです。オーディオ第一主義には疑問を持ちます。私が目指しているのは良いオーディオ作品ではなく音楽作品だからです。

コンサート

今日は文京シビックホールにて「魂の歌」CD発売記念コンサートに行ってきました。岩代太郎氏を発起人として作曲家8人が書き下ろした純粋な作品は東京都響の素晴らしい演奏で輝いていました。

今後多くの人に聞かれ、聞いた人の魂が呼応していくことでしょう。CD制作に関われた事も幸せな事だと思います。

今年度の授業が始まります。不思議な事に年度によって学生の雰囲気が違うということです。前向きな子が多い年、静かな子が多い年など様々です。ことしはどんな雰囲気なのだろう。

魂の歌

東日本大震災復興支援プロジェクト「魂の歌」コンサートが4月16日(火)文京シビックホールであります。今年CDも制作しました。
みなさんにも是非聞いていただきたいです。

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